花嫁ダイエットの全体像。全部やらずに、今の自分に必要なものだけ

結婚式が決まって花嫁ダイエットを調べ始めたら、やることが多すぎて手が止まった——という声をよくいただきます。結論から言うと、最初に決めるのは目標体重ではなく、体を仕上げる締切の日と、やることの順番です。この記事では、いつから始めるか、残り期間で何ができるか、食事で覚える数字、体重が止まった時の見直し方までを1枚の地図にまとめました。書いているのは、花嫁のオンライン指導を行っているトレーナーです(サマースタイルアワード 千葉大会 ビキニショート部門 優勝/大会初出場、プロ選手として活動中)。詳しい手順は17本の記事に分けてありますので、必要なところだけ読み進めてください。
花嫁ダイエットの全体像。全部やらずに、今の自分に必要なものだけ
目次14項目
  1. 先に結論:花嫁ダイエットで先に決めるのは、締切と順番です
  2. 花嫁ダイエットはいつから始めればいいですか?
  3. 残り期間別に、できることはどう変わりますか?
  4. 1か月に落としていい量は、どれくらいですか?
  5. 体重が減っても見た目が変わらないのは、なぜですか?
  6. ドレスから見えるのは4か所。部位に優先順位をつけます
  7. 食事で覚える数字は、2つだけです
  8. 会食と外食が続く時期は、どうすればいいですか?
  9. 体重が止まった時、食事を削る前に見る順番
  10. 数字がつらくなった時と、「やらない」という選択
  11. 式が終わったあと、3か月かけて食事を戻します
  12. 花嫁ダイエットのよくある質問
  13. 今日決めるのは、1つだけです
  14. よくある質問

1先に結論:花嫁ダイエットで先に決めるのは、締切と順番です

花嫁ダイエットで手が止まる理由は、やり方が分からないからではありません。やることが多すぎて、どれから手をつけるか決まらないからです。食事、運動、部位、むくみ、姿勢、ドレス。全部を同時に始めようとすると、どれも中途半端になります。

先に決めるのは、目標体重の数字ではありません。体を仕上げる締切の日と、やることの順番です。この2つが決まると、今週やることが1つに絞れます。

先に決めること
  • 体を仕上げる締切の日
  • 今の記録(写真と採寸)
  • 今週やることを1つ
先に決めなくていいこと
  • 目標体重の数字から決める
  • 通う場所から決める
  • 道具をそろえてから始める
最初に決めるのはこの3つだけです。数字と場所と道具から入ると、いつまでも始まりません。

この記事は全体の地図です。個別の手順は、それぞれの記事に分けて書いています。今の自分に関係のあるところだけ読んでいただければ十分です。

締切前撮り・最終フィッティング・当日
順番時期 → 部位 → 食事 → つまずき
記録写真4枚と採寸6箇所

全部やらなくて大丈夫です。以下、上から順に見ていきます。

通う・通わないは、あとから決めても間に合います

花嫁ダイエットを調べると、パーソナルジム、ブライダルエステ、医療のダイエット外来と、通う先の情報がたくさん出てきます。どれも時間を買う手段として有効な選択肢で、否定する必要はありません。ただし順番としては最後です。

記録をそろえる、睡眠を確保する、たんぱく質を足す、姿勢を戻す。この4つはどこにも通わずに今日から変えられますし、通う場合でも土台として必要になります。先に通う先を決めてしまうと、この土台が抜けたまま費用だけが積み上がります。費用は手段によって幅がありますし、通う場合は毎月の負担が続くので、残り期間と合わせて考えると判断しやすくなります。

まず通わずにできることを一通り試して、それでも足りない部分だけを外注する。この順番をおすすめしています。

2花嫁ダイエットはいつから始めればいいですか?

始めどきは、挙式日から数えた月数ではなく、体を仕上げたい締切の日から決めます。先輩花嫁でいちばん多いのは半年前ですが、残りが3か月でも1か月でも、やることの順番を入れ替えれば打つ手はあります。数字が足りないことより、締切が決まっていないことのほうが困ります。迷っている今日が、いちばん選べる日です。

残り期間ごとに、現実的にできることは変わります。下の表は「その時期に何から手をつけるか」を1枚にしたものです。

始めた時期この期間でできること最初にやること
1年〜半年前全部位に手が届きます。時間のかかる部位から始めておくと後がラクになります記録をそろえて、週の予定に運動の枠を作る
3か月前二の腕・下腹はまだ間に合います。新しいことを増やすより続けるほうが効きます今の習慣を1つ決めて、それを続ける
1か月前鎖骨・デコルテ・顔まわりなら変化が見え始めます仕上げの準備と、むくみの整え方に切り替える
2週間前体脂肪ではなく、むくみ・姿勢・睡眠を整える時期です新しい部位を増やさない

始めどきの決め方と、挙式日から逆算するときの考え方は 結婚式ダイエットはいつから始める。挙式日だけでは決まりません に詳しく書いています。

締切は、挙式日ひとつではありません

花嫁ダイエットの情報はほとんどが「挙式日から逆算」で書かれています。ですが実際には、体を仕上げる日は挙式日より前に何度か来ます。前撮り、最終フィッティング、そして当日。どれが自分の最初の締切かで、逆算の起点が変わります。

  1. 前撮り挙式の数か月前に入ることが多い日。写真に残るので、実質の第1締切になります
  2. 最終フィッティング式の2週間〜1か月前。この日に確認した状態が、そのまま当日の姿になります
  3. 挙式当日仕上げるのは体重ではなく、むくみ・姿勢・体調です
  4. 式のあと3か月かけて食事を戻す期間。ここまでで1セットです

前撮りがある場合、最初の締切は前撮りです

前撮りは写真として残るので、当日と同じくらい大事な日になります。ただし前撮りまでの期間が短い場合、体脂肪を大きく動かすことはできません。できるのは、写真に写る範囲に資源を寄せることです。当社の講座では、この時期は鎖骨・デコルテのように変化が見え始めるまでの目安が短い部位を優先し、背中や二の腕は「完成」ではなく「土台づくり」として扱います。

前撮りまで2週間しかない場合に、どこを優先するかは 前撮り2週間前のダイエットは、写真に写る5か所だけ整えます にまとめました。

最終フィッティングで、ドレスのサイズが決まります

最終フィッティングは、ドレスの寸法を確定させる日です。ここで普段と違う状態にすると、当日に合わなくなります。この週の目的は、絞ることではなく「当日と同じ状態を作って持っていく」ことです。

そしてもうひとつ。ドレスのサイズは、痩せる予定を前提に決めるものではありません。契約の時点で小さいサイズを選ぶと、あとから選べる手が減ります。

サイズの決め方は 結婚式のドレスのサイズは、痩せる予定で決めるものではありません、当日きつかった時の対処は 最終フィッティングがきつい原因は?残り期間別にできる対処法 に分けて書いています。

3残り期間別に、できることはどう変わりますか?

残り期間で変わるのは、やる量ではなく、やる対象です。半年以上あれば体づくり全般に手が届きます。3か月を切ったら新しいことを増やさず、今の習慣を続ける時期に入ります。2週間を切ったら、体脂肪ではなくむくみ・姿勢・睡眠に切り替えます。同じ努力でも、時期を間違えると結果に出ません。

残り期間主にできることこの時期にやらないこと
6か月以上体づくり全般。時間のかかる部位から着手できます短期の追い込み
3〜1か月今の習慣を続ける。部位を増やさない計画の作り直し
1か月〜2週間仕上げの準備。鎖骨・顔まわりは間に合います食事量を大きく減らすこと
2週間〜前日むくみ・姿勢・睡眠を整える減量・新しい運動・新しいサプリ

当社の講座では、運動は1日15〜20分を目安に、曜日ごとに部位を割り振る形をおすすめしています。毎日全部位をやる必要はありません。「1セットでもいい」を合言葉に、ゼロの日を作らないほうが、結果的に続きます。

残り2週間を切ったら、やることは入れ替わります

直前に食事を大きく削ると、体重は確かに動きます。ですがそこで最初に落ちるのは、脂肪ではなく水分とグリコーゲン(体にたまる糖の一種)です。戻せば戻ります。しかも肌・髪・体調に影響が出やすく、当日に疲れた顔で立つことになりかねません。

追い込みで何が起きているのかは 結婚式ダイエットの追い込み、最初に落ちる体重は脂肪ではない で説明しています。

41か月に落としていい量は、どれくらいですか?

当社の講座で上限の目安にしているのは、週に体重の1%まで(1ヶ月で約5%)です。体重55kgの方なら、週0.55kg・1か月で約2.75kgが上限になります。急ぐほど肌・髪・生理への負担が大きくなり、戻りやすくもなります。1日の摂取カロリーは1,200kcalを下回らないようにします。数値は目安で、体格や体調による個人差があります。

この上限の根拠は、全米アスレティックトレーナー協会が示している「週に体重の1.5%を超えない」という基準の内側にあります。アスリートを対象にした研究でも、週0.7%前後で落とした群は筋肉量を保てたと報告されています。上限いっぱいを毎週続ける必要はありません。

この目安を知っておくと、ネット上で見かける「短期間で大きく落ちた」という話に振り回されにくくなります。落ちた分の中身が違うからです。

今の体重ひと月あたりの上限の目安(体重×1%)3か月では
50kg約0.5kg1.5kg前後
55kg約0.55kg1.6kg前後
60kg約0.6kg1.8kg前後

この数字を見て「思ったより少ない」と感じた方も多いと思います。ですが花嫁ダイエットのゴールは、体重計の数字ではなくドレスを着たときの見え方と、当日の体調です。そして見え方は、体重以外の要素でも変わります。

気になる症状があるときは、自己判断で進めず医療機関にご相談ください。目安として、月経が3か月以上止まっている、食べたあとに吐く習慣がある、といった場合が挙げられます。

もうひとつ、目標を決めるときに気をつけたいのがBMIです。BMIは身長と体重だけで計算する数字で、バストもウエストも入っていません。ドレスの号数を決めているのは実寸なので、BMIの数字と号数は直接つながりません。特定のBMIを目標として掲げる情報も見かけますが、数字を下げること自体を目的にすると、体調と写真写りの両方に響くことがあります。不安があるときは医療機関にご相談ください。

5体重が減っても見た目が変わらないのは、なぜですか?

体重と見た目は、別のものを測っています。体重計が出すのは脂肪・筋肉・水分などを合わせた総量で、鏡が映すのは鎖骨・背中・くびれのラインです。見た目が変わらない時に見るのは、むくみ・姿勢・体組成の3つ。この順に切り分けると、次に打つ手が決まります。

  • 水分・便・グリコーゲン1日で1〜2kg動く
  • 脂肪1日ではほぼ動かない
1日単位で動く体重のほとんどは、脂肪ではありません。だから前日との差では判断しません。

水を1リットル飲めば、それだけで体重は1kg増えます。それを「太った」とは考えないはずです。同じことが、塩分の多い食事のあとにも、生理の前にも起きています。

見た目が変わらない時に見るもの起きていること変わるまでの目安
むくみ水分が皮下にとどまっている。睡眠・食事内容・生理周期の影響を受けます数日
姿勢肩甲骨と肋骨の位置。体重とは別の要素です数週間
体組成脂肪が減って筋肉が増えると、体重は動かないまま形が変わります2〜3か月目

体重をどう扱うかの考え方は ウェディングドレスの体重の目安と、届かなくても着られる理由 にまとめています。

むくみは、脂肪より先に動きます

むくみは数日で動きます。当社の講座では、この時期に控えるのは水ではなく塩分だとお伝えしています。水を減らすと、かえってむくみやすくなるためです。1日の水分の目安は体重×35mlで、カリウムを含む食材(バナナ・アボカド・ほうれん草・トマトなど)を1品足す形をおすすめしています。グラムの計算は必要ありません。

朝のむくみの抜き方は 結婚式のむくみ対策。朝にやることと、それが脂肪ではない理由 に書いています。

姿勢は、痩せ方では変わりません

背中に肩甲骨のラインが出ないのは、痩せ方が足りないからとは限りません。デスクワークで肩が内側に入り、肩甲骨が広がったまま固定されていると、体脂肪が減っても背中は平らに見えます。ここは体重ではなく、動かし方の問題です。

6ドレスから見えるのは4か所。部位に優先順位をつけます

ドレスを着たときに人の目に入るのは、背中・二の腕・デコルテ・フェイスラインです。体全体を均等に鍛える必要はありません。写真に写る場所から順に手をつけるほうが、限られた期間では合理的です。

そして部位ごとに、変化が見え始めるまでの目安期間が違います。当社の講座で使っている早見表は次のとおりです。

部位変化が見え始める目安残りが少ない時の扱い
鎖骨・デコルテ2〜4週残り1か月でも間に合いやすい
顔・フェイスライン2〜4週むくみのケアと合わせる
二の腕4〜6週3か月前ならラストチャンス
背中6〜8週早く始めるほど差が出る
下腹6〜8週姿勢と合わせて見る
くびれ8〜10週3か月以上あれば新規で始めても間に合う

部位ごとに、動かす場所も決まっています。二の腕でノースリーブから見えて気になるのは、腕の裏側にある上腕三頭筋のあたりです。背中で「天使の羽」と呼ばれるラインを作っているのは、肩甲骨まわりの筋肉です。気になる場所と、動かす場所は必ずしも同じではありません。ここを取り違えると、頑張っているのに変わらない、という状態になります。

運動は有酸素だけに頼らず、筋トレとたんぱく質をセットにします。有酸素運動だけで落とすと筋肉も一緒に落ちて、たるんで見えやすくなるためです。1部位あたり15〜20分、曜日でローテーションすれば、1日の負担は増えません。

背中と肩甲骨のラインについては ドレスの背中に肩甲骨が出ないのは痩せ方のせいではありません で、原因と動かし方を分けて説明しています。

無理のない範囲で行ってください。痛みが出た場合はすぐに中止し、気になるときは医療機関にご相談ください。

7食事で覚える数字は、2つだけです

食事は、全部を計算しなくて大丈夫です。当社の講座で覚えていただいているのはたんぱく質と脂質の2つだけです。糖質は禁止しません。お米を抜くのではなく、脂質のほうを見ます。

覚える数字目安補足
たんぱく質(最低ライン)1日 体重×1g例:体重50kgなら50g
たんぱく質(講座のおすすめ)1日 体重×1.2〜1.5g1食あたり20gが目安
脂質1食10g以下(1日30〜40g)ゼロは目指しません
必要量には体格・活動量による個人差があります。まず最低ラインを下回らないこと、余裕が出てきたらおすすめの範囲へ、の順で考えてください。1日の摂取カロリーは1,200kcalを下回らないようにします。

脂質を見る理由は単純です。脂質は1gあたり9kcalで、糖質・たんぱく質の2倍以上あります。つまり食べる量を減らさなくても、脂質の低いものを選ぶだけで摂取カロリーは下がります。空腹を我慢しなくていいので続きます。

高たんぱく・低脂質という言葉はよく見かけますが、実際に困るのは「じゃあ何を食べるのか」です。順番はシンプルで、たんぱく質 → 野菜・スープ → 主食の順に決めます。先に主食から決めると、たんぱく質が入る余地がなくなります。

1食20gの目安は、サラダチキン1本、鶏ささみ2本、マグロ赤身の刺身6切れ、むきえび100g、ノンオイルツナ缶2缶、プロテイン1杯のいずれか1つぶんです。商品や大きさで差があるので、目安として使ってください。

間食も、我慢するものではありません。当社の講座では、夕方の空腹をそのまま夜まで持ち越すとまとめ食いにつながりやすいので、15時ごろに補食をはさむ形をおすすめしています。選ぶならたんぱく質が入るものです。甘いものについては、禁止するのではなく週2回の枠を先に決めておくほうが、罪悪感なく続きます。ゼロにしようとするほど、反動が来ます。

考え方の全体は 花嫁ダイエットの食事は、全部計算しなくていい。覚える数字は2つ、たんぱく質の数え方は 花嫁のたんぱく質は1食で数える。プロテインは足りない日だけ にまとめています。

自炊できない日でも、組み立てられます

式の準備が始まると、自炊の時間はどうしても減ります。ですが自炊しないと痩せない、ということはありません。コンビニでも、たんぱく質から先に選べば同じ型で組めます。

コンビニでの組み方は 結婚式ダイエットのメニューは自炊しなくていい。コンビニで組む に具体的に書いています。

8会食と外食が続く時期は、どうすればいいですか?

会食は断らなくて大丈夫です。式の準備期間は両家の顔合わせ・試食会・打ち合わせが重なり、外食が増えるほうが普通です。避けようとするほど続きません。毎回同じ型を繰り返して、会食のない日にたんぱく質を戻す。この2つで十分に間に合います。

  1. 1
    行く前に少し食べておく空腹のまま乾杯を迎えないようにします
  2. 2
    最初の一口は野菜から順番を変えるだけで、量が落ち着きます
  3. 3
    飲み物を先に決めておく乾杯の1杯以外は、甘くないものに固定します
  4. 4
    〆とデザートは先に決める「一口だけ」と決めてから席につきます
  5. 5
    その日のことは、その日で終わりにする翌日に持ち越さないのがいちばん大事です
会食のたびに考え直さず、毎回この5つを繰り返すだけにします。特別な工夫は要りません。

居酒屋での頼み方は 結婚式前の外食は断らなくていい。居酒屋で変えるのは頼む順番だけ に書いています。

そして食べ過ぎた翌日ですが、朝ごはんを抜いて帳尻を合わせるのはおすすめしません。当社の講座でお伝えしているのは「勝負は翌日・翌々日」という考え方です。昨夜のことを引きずるより、次の1食から普通に戻すほうが結果につながります。増えた体重の中身も、その多くは水分と食べたものの重さです。

翌日に何をして、何をやめるかは 食べ過ぎた翌日、増えた体重は脂肪ではありません。先にやめること にまとめています。

9体重が止まった時、食事を削る前に見る順番

体重が動かなくなると、多くの方が最初に食事を削ろうとします。ですが削るのは最後です。先に見る場所が3つあります。当社の講座では、この3つを1つずつ順番に見直します。

  1. 1
    ① 記録を数日分見返す「変えていないつもり」でも、量や外食が増えていることがあります
  2. 2
    ② 睡眠目安は7時間。足りないと、むくみと食欲の両方に影響します
  3. 3
    ③ ストレス高糖質・高脂質を欲するのは体の反応で、意志の弱さではありません
3つ同時に変えると、何が効いたのか分からなくなります。変えるのは1つだけにします。

3つのなかで、いちばん手をつけやすいのは睡眠です。式の準備が始まると、打ち合わせや手配で夜の時間が削られ、睡眠が短くなります。ところが睡眠が足りない状態は、顔とお腹のむくみにも、翌日の食欲にも影響します。食事を削る前に、寝る時間を30分戻すほうが早いことがあります。ここは意志ではなく、生活の組み方の問題です。

判断のものさしも決めておきます。体重は前日との差ではなく7日間の平均で見ます。停滞かどうかの見極めには2週間かけて、7日平均を2つ並べて比べます。体重に変化が出はじめるのは2〜3か月目が目安なので、そこまでは焦らなくて大丈夫です。

そもそも、体重が動かない時期があること自体は自然なことです。体には元の状態を保とうとする働きがあり、減っていく途中で一度ブレーキがかかったように見えます。止まった(停滞期に入った)こと自体は、失敗の証拠ではありません。ここで食事をさらに削ると、次に動かせる手がなくなります。

見直す順番の詳細は 結婚式の三ヶ月前、体重が止まった時に見直す順番。食事は最後 に書いています。

生理周期を、逆算に入れておきます

花嫁ダイエットの逆算に、生理周期が入っていることはあまりありません。ですが女性の体は、周期のなかで水分のため込み方が変わります。黄体期にはむくみと甘いものへの欲求が高まりやすく、月経期は無理をしない週です。この時期に体重が増えても、失敗ではありません

当社の講座では、新しい食事のルールを試すなら、比較的動きやすい卵胞期から始めることをおすすめしています。試着や最終フィッティングの日程が動かせるなら、周期を確認してから決めると安心です。

生理前に増える体重の中身については 生理前の体重増加は何キロまで普通か。水分か脂肪かの見分け方 で説明しています。体調がつらいときは無理をせず、婦人科などの医療機関にご相談ください。

10数字がつらくなった時と、「やらない」という選択

ここまで数字の話をしてきましたが、数字が苦しくなることもあります。その状態のまま続けても、いいことはあまりありません。

体重計に乗るのが怖い朝に

体重計に乗る前に身構えてしまう朝があります。当社の講座での提案はシンプルで、数字を追うのを、いったんやめてしまってかまいません。乗るか乗らないかを自分で決められることのほうが、はじめの一歩として大事だと考えています。

測るのをやめる代わりに、変えられることがあります。写真4枚(正面・背面・横)と採寸6箇所を2週間に1回そろえる、測るなら朝・お手洗いのあとと条件を固定する、判断は鏡と写真に任せる。この3つです。

続かない時の対処としてよく挙がるのは、アプリ・ご褒美・人を巻き込む、といった「続けさせる」方向の工夫です。ですが測ること自体が苦しくなっている場合は、方向が違います。詳しくは 体重計に乗るのが怖い朝に。やめる代わりに変える3つの測り方 にまとめました。

ダイエットをしない、という選択も間違いではありません

「花嫁 ダイエット しない」と検索する方がいます。それも、ちゃんとした選択です。体型に良い悪いはありません。ドレスは体型ではなく型で選べますし、姿勢と表情で写真の印象は変わります。

痩せることを目的にしなくても、睡眠を整える、たんぱく質を足す、姿勢を戻す。これだけでも当日の見え方と体調は変わります。当社が目指しているのも、体重の数字ではなく自分で決めて、自分を責めずに動ける状態のほうです。

11式が終わったあと、3か月かけて食事を戻します

式が終わった瞬間の解放感は大きく、そのまま食べ続けて短期間で体重が戻ってしまうことがあります。当社の講座で伝えているのは、特別なことはせず普通の食事に戻すだけという考え方です。もともと極端な制限をしていなければ、戻すのも難しくありません。

やることは3つだけです。摂取カロリーを一気にではなく少しずつ戻すこと。2週間に1回、体重・採寸・写真をセルフチェックすること。そして「これが増えたら動く」という基準(服がきつい、外食が3日続く、など)を先に決めておくことです。

戻し方の具体は リバウンドしない食事の戻し方。3か月かけて、残すのは1つだけ に書いています。

12花嫁ダイエットのよくある質問

Qよくある質問

花嫁ダイエットはいつから始めるのが一般的ですか?
先輩花嫁でいちばん多いのは半年前です。ただし一般的な時期より、自分の締切がいつかのほうが大事です。前撮りが入るなら、そこが最初の締切になります。残りが3か月でも1か月でも、やることを入れ替えれば打つ手はあります。
1か月で何キロ痩せられますか?
安全な上限の目安は、週に体重の1%まで(1ヶ月で約5%)です。体重55kgなら、週0.55kg・1か月で約2.75kg前後が上限になります。短い期間で一気に数字が動いたときは、落ちた分に水分やグリコーゲンが多く含まれていることがあります。個人差があるため、数字はあくまで目安として使ってください。
パーソナルジムやブライダルエステには通ったほうがいいですか?
通うかどうかは、必須ではありません。パーソナルジムやエステは、時間を買う手段として有効な選択肢です。一方で、記録・睡眠・たんぱく質・姿勢は、どこにも通わなくても今日から変えられます。まず通わずにできることを一通り試してから、足りない部分を外注する順番をおすすめしています。
続かない時はどうすればいいですか?
続かないのは、意志ではなく設計の問題であることがほとんどです。曜日と時間を先に決めて、1回15〜20分に収め、「1セットでもいい」を合言葉にゼロの日を作らないようにします。1日空いても、次の1食・次の1回から戻れば大丈夫です。
食事を抜くのは効果がありますか?
おすすめしません。食事を抜くと一時的に数字は動きますが、落ちるのは主に水分で、筋肉も一緒に減りやすくなります。肌・髪・生理への影響も出やすく、戻したときに反動が来ます。抜くのではなく、脂質を選び直すほうが続きます。
二の腕と背中は、どれくらいで変わりますか?
目安として、二の腕は4〜6週、背中は6〜8週です。鎖骨・デコルテや顔まわりは2〜4週と早く、くびれは8〜10週かかります。残り期間が短いほど、変化が早い部位から手をつけるほうが結果が見えます。変化の出方には個人差があります。
アプリや記録は使ったほうがいいですか?
記録はしたほうが早く進みます。ただし記録するのは体重だけではありません。体型写真4枚と採寸6箇所を2週間に1回そろえると、体重が動かない時期でも変化が見えます。道具はアプリでも紙でも、続くほうで大丈夫です。
新郎も一緒にやったほうがいいですか?
一緒にできる場合はやりやすくなります。食事の準備が1人分から2人分になるだけなので、負担はほとんど変わりません。ただし相手の協力を前提に計画を立てると、協力が得られない時に崩れます。自分1人でも回る形にしておくのが安全です。
前撮りがある場合、締切はいつになりますか?
前撮りの日が最初の締切です。写真に残るという意味では、当日と同じ重みがあります。ただし前撮りまでの期間が短い場合は、体脂肪を大きく動かすより、写真に写る部位とむくみ・姿勢に絞るほうが現実的です。

13今日決めるのは、1つだけです

花嫁ダイエットで最初にやることは、運動でも食事制限でもありません。締切の日をカレンダーに書くことです。前撮りがあるならその日、なければ最終フィッティングの日。そこから残り期間を数えれば、この記事のどの時期にあたるかが決まります。

そのうえで、今週やることを1つだけ選びます。3か月前なら今の習慣を続ける、1か月前ならむくみと仕上げの準備、2週間前なら睡眠と姿勢。全部やらなくて大丈夫です。

記録の細かい撮り方、部位ごとの種目、その時期に合わせた組み立て方は、受講生向けのプログラムでお伝えしています。当社では挙式日から逆算して、毎晩その時期に必要な講座が届く形をとっています。この記事に書いたのは、その手前にある考え方までです。

迷っている時点が、いちばん選べる日です。今日はカレンダーに締切を1つ書くところから始めてみてください。

じぶん肯定ラボ 代表 西村朱夏
この記事を書いた人

西村 朱夏じぶん肯定ラボ 代表

サマースタイルアワード 千葉大会 ビキニショート部門 優勝(大会初出場)/プロ選手として活動中。 花嫁・婚活中の方・一般の女性に向けたボディメイクを、完全オンラインで全国にお届けしています。 オンライン講座228本はすべて自社制作。

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この記事の内容は、じぶん肯定ラボのプログラムでお一人ずつの状況に合わせてお伝えしています。

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