結婚式まで二ヶ月、何から手をつければいい?
最初に決めるのは、何を削るかではありません。二ヶ月という日数を、いつ・何に使うかという配分です。配分を決めずに走り出すと、前半で力を使いすぎて、直前の一週間に体調が崩れます。二ヶ月前という時期は、まだ選べる手が多く残っています。まず期間の区切り方から確認します。
二ヶ月という期間だけを切り出さず、体づくり全体の中でどこに位置するかを先に確認しておくと迷いません。全体の考え方は花嫁ダイエットの全体像にまとめています。以下、二ヶ月に絞って進め方を見ていきます。
逆算の起点は、挙式当日ではありません
挙式日を起点に日数を数える書き方をよく見かけますが、体のサイズが確定するのは最終フィッティングの日です。一般的には式の二週間〜一か月前に行われます。前撮りがある場合は、そちらの日程も別の起点になります。
起点が二つあるときの合わせ方
| 行事 | 一般的な時期 | 二ヶ月の計画での使い方 |
|---|---|---|
| 前撮り | 式の1〜3か月前が多い | 撮影日を先に確認し、そこへ向けて整える |
| 最終フィッティング | 式の2週間〜1か月前が一般的 | 体づくりの実質的な締切として使う |
| 挙式当日 | ― | 逆算の起点にはしない |
起点が二つある場合は、早いほうに日程を合わせます。前撮りに向けていったん整え、最終フィッティングまでの期間で仕上げるという二段構えです。いつから始めるべきかは、この起点日が決まってはじめて計算できます。起点日の確認方法は最終フィッティングの日で逆算する考え方と結婚式ダイエットの始めどきの判断基準にまとめています。
二ヶ月を、どう区切って使う?
二ヶ月を一つの塊として使うと、後半に無理が集中します。助走・本番・整える・直前という4段階に分けると、最後の状態が安定します。同じ強さで8〜9週間を走り切ろうとしないことが、いちばん大事なコツです。役割を先に決めてから、日々の内容を決めます。
- 1〜2週目(助走)今の食事と睡眠を記録します。写真4枚と採寸6箇所を1回残し、ここではまだ大きく削りません。
- 3〜6週目(本番)食事の中身を整え、姿勢と背中まわりの動きを増やします。二ヶ月のうちいちばん変化が出やすい期間です。
- 7〜8週目(整える)強度を上げず、むくみと睡眠を優先します。ここから新しい制限を足さないでください。
- 直前の数日〜当日体を変える期間ではありません。前日と当日の朝にできることに切り替えます。
本番期は、どこまで頑張っていい?
本番期は、二ヶ月のうちいちばん変化が出やすい時期です。ここで欲を出して食事をさらに削ると、整える期の体調に響きます。本番と整えるは、同じ強さで進めないでください。3〜6週目に決めた内容を、7週目以降も変えずに続けるだけで十分です。
目標は体重ではなく、状態で決めます
先に何キロ落とすかを決めると、途中でその数字に振り回されます。目標体重より先に、写真と採寸で今の状態を残すほうが判断の役に立ちます。体重は毎日測って構いませんが、判断は7日間の平均で行います。
- 最終フィッティングか前撮りか、起点の日
- 写真4枚と採寸6箇所を1回残す
- 体重は毎日測り、判断は7日間平均で見る
- 二ヶ月をどの4段階で使うか
- 何キロ落とすかという数字
- 毎日の体重の増減そのもの
- サイズの変化を正確に予測すること
- 部分痩せを狙った種目選び
体重ではなく寸法を基準にする考え方はウェディングドレスの体重の目安と、届かなくても着られる理由にまとめています。
食事で覚えることは、本当に2つだけ?
計算を増やすと、二ヶ月の途中で続かなくなります。1食あたりのたんぱく質を20g、脂質を10gに収めること。意識する基準はこの2つだけに絞ります。主食を無理に抜く必要はなく、式の準備で忙しい時期ほど、判断材料は絞ったほうが実行しやすくなります。
食事管理は、細かく計算することではなく、優先順位を決めることです。たんぱく質と野菜から箸をつけて、最後に主食を食べる進め方なら、量は変えずに続けられます。詳しくは花嫁ダイエットの食事で覚える2つの数字とたんぱく質は1日どれくらい必要かにまとめています。
- 毎食、たんぱく質を先に決める(1食20gが目安)
- 野菜やたんぱく質から箸をつけ、主食は最後にする
- 脂質は1食10gまで。ゼロにはしない
- 外食や飲み会は断らず、頼む内容を変える
二の腕と背中は、二ヶ月の使い方で差が出ます
部位によって、変化が目安として出るまでの期間は違います。二ヶ月(約60日)という長さの中で、間に合う部位と、ぎりぎりの部位があります。早見表で確認しておくと、力の入れどころを間違えません。
早見表をどう二ヶ月に当てはめるか
| 部位 | 変化が目安として出るまで | 二ヶ月(60日前後)でどうなるか |
|---|---|---|
| 鎖骨・デコルテ | 2〜4週 | 早い段階で目安に届きます |
| 顔・フェイスライン | 2〜4週 | 早い段階で目安に届きます |
| 二の腕 | 4〜6週 | 二ヶ月あれば十分に間に合う範囲です |
| 背中 | 6〜8週 | 本番期から始めれば、ぎりぎり間に合う範囲です |
| 下腹 | 6〜8週 | 同上。本番期を早めに始めるほど余裕が出ます |
| くびれ | 8〜10週 | 二ヶ月では届きにくいことがあります。整える期間として使います |
くびれのように、二ヶ月では目安の期間を超える部位もあります。届かないことは失敗ではなく、期間の長さの問題です。二の腕が気になる方は花嫁の二の腕だけ痩せられない理由、背中が気になる方は背中が閉まらない原因の見分け方もあわせてご覧ください。
生理周期が二回来る前提で計画する
二ヶ月(約60日)という期間には、生理周期がほぼ確実に二回巡ります。そのたびに体重が上向く時期があることを、先に計画へ入れておきます。数字だけを見て慌てて食事量を落とすと、かえって体に負担をかけてしまいます。
生理前は体が水分を溜め込みやすいため、同じ体重でも数字がぶれることがあります。判断のものさしは前日ではなく、前回の周期の同じ時期です。前撮りや最終フィッティングの日程が周期と近い場合は、早めにドレスショップへ伝えておくと選べる日程の幅が広がります。詳しい見方は生理前に増える体重の目安にまとめています。
外食・飲み会は、二ヶ月でどう配分する?
式の準備が進むほど、顔合わせや友人との予定が増えます。全部断る必要はなく、二ヶ月のどの段階かで頼み方の強さを変えます。助走期は自由に、本番期は少し絞り、整える期はさらに控えめにする、という配分です。回数そのものを減らす必要はほとんどありません。
- 助走期(1〜2週目)普段どおりで構いません
- 本番期(3〜6週目)頼む順番だけ変えます
- 整える期(7〜8週目)回数を少し絞ります
- 直前の数日新しい予定は入れません
外食の場での具体的な進め方は居酒屋で変える頼む順番にまとめています。断らないことが、二ヶ月を最後まで続けるコツです。
避けたほうがいい食事制限は何ですか?
二ヶ月あるという余裕は、急いでいい理由にはなりません。極端な食事制限で最初に落ちるのは、脂肪ではなく水分と筋肉です。戻したときに、かえって増えたように見えることがあります。式の準備が本格化する時期に、体調まで一緒に落とすのは避けたいところです。
- 食事を1日1〜2食に減らすこと。集中力が落ち、式準備との両立が難しくなります
- 主食をゼロにする強い糖質制限。体重の初動は主に水分で、脂肪の変化ではありません
- 食事を丸ごと置き換えるだけで済ませること。式のあと、もとの量に戻すのが難しくなります
- 自分と体格や期間が違う人の結果を、そのまま目標に置くこと
ブライダルエステは、近道ではありません
ブライダルエステという選択肢は、当日の肌つやや血色を底上げしたい時に向いています。ただし、サイズそのものを変える近道として期待するのは避けたほうが安心です。強い制限を数週間続けた場合に体に起きる変化は、追い込みダイエットで最初に落ちる体重の中身にまとめています。
体重が途中で止まったら、まず何を見直す?
二ヶ月の途中で体重が動かなくなることは、珍しくありません。ここで真っ先に食事を減らすのは、最後の手段です。先に確かめられることが、まだ残っています。体重の数字だけを見ていると、この事実を見落としがちです。まず何から見直すかを、先に決めておきます。
確かめる順番は、睡眠、食事の記録と実際のずれ、生活の活動量です。二ヶ月は三ヶ月よりも残りが短いため、1つずつ2週間かけて試す余裕はあまりありません。まずは直近の睡眠時間だけでも見直してみてください。二ヶ月より長い期間を前提にした確認手順は体重が止まった時に見直す順番に詳しくまとめています。
本当に間に合うか、自分で確かめる方法は?
「間に合いますか」という不安は、数字だけでは消えません。次の4つに答えると、今どの段階にいるかが見えてきます。全部できている必要はなく、できていない項目から手をつければ十分です。焦る前に、まず自分の現在地を確かめておくと、次の一手が決めやすくなります。
- 1起点の日は決まっているか最終フィッティングか前撮りの日程を、ドレスショップに確認したかどうかです。ここが決まらないと、残り日数の計算が始まりません。
- 2写真と採寸を1回残したか正面・背面・横の写真4枚と、ウエストなど6箇所の採寸です。比べる基準がないと、変化があっても気づけません。
- 3直近1週間の睡眠は足りているか式準備で最初に削られる場所です。睡眠が戻るだけで、食欲と活動量の両方が戻りやすくなります。
- 4外食や飲み会の予定を、全部断っていないか断ってしまうと反動のほうが大きくなります。頼み方を変える程度で十分です。
二ヶ月では足りないと感じる方は残り期間別にできる・できないの線引きも参考になります。
二ヶ月あれば、迷ってもやり直せます
二ヶ月というのは、体脂肪・むくみ・姿勢のすべてに手を入れられる、最後に近い長さの期間です。途中で計画がずれても、やり直す余地はまだ残っています。
式のあとに体重を戻すペースは、準備の途中から決めておくと安心です。リバウンドしない食事の戻し方にまとめています。花嫁の体づくりを日々指導している立場から見ても、二ヶ月あれば計画の立て直しは十分に間に合います。
